メインコンテンツへスキップ

モバイルオーダー導入|飲食店の回転率を上げる進め方

2026.06.23

「ピーク時に注文を取りきれない」「人手が足りず、提供が遅れる」——飲食店のこうした課題に応えるのがモバイルオーダーです。結論から言えば、モバイルオーダーは、お客様自身のスマホや席のQRから注文してもらうことで、注文業務を軽減し、提供までの時間と回転率を改善する手段です。本記事では、モバイルオーダーの種類、効果、導入の進め方、注意点までを、飲食店のDXを検討する立場でそのまま使える形で整理します。

モバイルオーダーとは?#

モバイルオーダーとは、お客様が自分のスマホや店舗の端末から、メニューを見て注文できる仕組みです。店員が注文を取りに行く必要がなくなるため、ホールの負荷を下げられます。大きく分けると、店内の席で注文する「テーブルオーダー」と、来店前にスマホで注文しておく「事前注文(テイクアウト等)」があります。いずれも、注文をデジタル化して、提供までの流れをスムーズにします。

テーブルオーダーと事前注文の違いは?#

どちらを選ぶかは、業態と課題で決まります。下図のイメージです。

テーブルオーダーと事前注文(テーブルオーダー=席のQRから注文・ホールの注文業務を軽減/事前注文・受取=来店前にスマホで注文・受け取りをスムーズに)
テーブルオーダーと事前注文(テーブルオーダー=席のQRから注文・ホールの注文業務を軽減/事前注文・受取=来店前にスマホで注文・受け取りをスムーズに)
  • テーブルオーダー:席のQRコードから注文する。店内飲食が中心の業態で、ホールの注文業務を軽減したい場合に向く。
  • 事前注文・受取:来店前にスマホで注文し、受け取りをスムーズにする。テイクアウトや持ち帰り需要のある業態に向く。

「店内の注文業務を楽にしたい」ならテーブルオーダー、「テイクアウトの注文・受取をスムーズにしたい」なら事前注文、というのが目安です。両方を組み合わせるケースもあります。

テーブルオーダー・事前注文 比較表(そのまま使える)#

自店の業態と課題に照らして、次の軸で比べてください。

横スクロールできます
比較軸テーブルオーダー事前注文・受取
注文の場所来店後、席のQRから来店前、スマホから
向く業態店内飲食が中心テイクアウト・持ち帰り需要
主な効果ホールの注文業務を軽減受け取りをスムーズに
連携の要点POS・厨房プリンター受取時間・在庫の管理

どんな効果がある?#

モバイルオーダーの効果は、注文業務の軽減と回転率の改善です。下図のイメージです。

モバイルオーダーの効果(注文業務の軽減=スタッフの負担減/回転率の向上=提供までを短縮/注文ミス減=口頭伝達の誤り防止/単価向上=おすすめ・追加注文)
モバイルオーダーの効果(注文業務の軽減=スタッフの負担減/回転率の向上=提供までを短縮/注文ミス減=口頭伝達の誤り防止/単価向上=おすすめ・追加注文)
  • 注文業務の軽減:店員が注文を取りに行く手間が減り、人手不足の現場を助ける。
  • 回転率の向上:注文から提供までの待ち時間を短くし、座席の回転を上げやすい。
  • 注文ミスの減少:口頭伝達の誤りを防ぎ、作り直しを減らす。
  • 単価向上:おすすめ表示や追加注文のしやすさで、客単価の向上が期待できる。

背景には飲食業の人手不足があります。帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査」(2025年)でも、飲食店は非正社員の人手不足が高い水準にあり、モバイルオーダーは限られた人員で現場を回す手段として注目されています。

導入の進め方は?#

モバイルオーダーの導入は、目的と運用を決めてから進めます。下図がおおまかな流れです。

モバイルオーダー導入の進め方(目的を決める→メニュー・運用を設計→システム選定・連携→試験導入→本格運用)
モバイルオーダー導入の進め方(目的を決める→メニュー・運用を設計→システム選定・連携→試験導入→本格運用)
  1. 1目的を決める:注文業務の軽減か、回転率の改善か、テイクアウト対応か、狙いを明確にする。
  2. 2メニュー・運用を設計:メニュー表示や、注文から厨房・会計までの運用を決める。
  3. 3システム選定・連携:モバイルオーダーを選び、必要に応じてPOSや厨房プリンターと連携する。
  4. 4試験導入:一部の席や時間帯で試し、現場の運用を確かめる。
  5. 5本格運用:課題を調整してから、全席・全時間帯に広げる。

特に、POSや厨房オペレーションとの連携は重要です。注文データが厨房や会計につながらないと、かえって現場の手間が増えることもあります。

導入の注意点は?#

  • 現場オペレーションとの整合:注文から厨房・提供までの流れに合わせて設計する。
  • 高齢の客・不慣れな客への配慮:スマホ操作が難しい客に、有人対応を残す。
  • POS・厨房との連携:注文データを厨房・会計につなげ、二重入力を防ぐ。
  • メニュー更新の運用:価格・品切れなどの更新を、誰がどう行うかを決める。

弊社(株式会社TryWith)の支援について#

弊社では、小売・店舗・飲食向けのシステム開発として、モバイルオーダーの導入を支援しています。目的の整理(注文業務の軽減か・回転率か)、メニュー・運用の設計、POS・厨房プリンターとの連携、LINEを使った注文など、開発を担う立場から一緒に進めます。スポットCTO的な関与で、「テーブルオーダーと事前注文のどちらか」「既存POSとどう連携するか」といった判断にも対応します。LINEを使った店舗サービスはLINEミニアプリとはもあわせてご覧ください。

「ピーク時の注文業務を楽にしたい」「回転率を上げたい」といった検討段階からのご相談に対応します。

よくある質問(FAQ)#

Q. モバイルオーダーとは何ですか?

A. お客様が自分のスマホや席のQRからメニューを見て注文できる仕組みです。店員が注文を取りに行く手間が減り、提供までの流れをスムーズにします。

Q. テーブルオーダーと事前注文はどう選びますか?

A. 店内の注文業務を楽にしたいならテーブルオーダー、テイクアウトの注文・受取をスムーズにしたいなら事前注文が目安です。両方を組み合わせるケースもあります。本記事の比較表もお使いください。

Q. どんな効果がありますか?

A. 注文業務の軽減、回転率の向上、注文ミスの減少、おすすめ・追加注文による単価向上などです。人手不足の現場を、限られた人員で回す助けになります。

Q. 既存のPOSと連携できますか?

A. 多くは連携できます。注文データをPOS・厨房につなげると、二重入力を防ぎ、現場の手間をさらに減らせます。連携の設計が重要です。

Q. スマホ操作が苦手なお客への対応は?

A. すべてをモバイルにしないで、有人での注文も残すなど、現場に合わせた運用を設計します。

まとめ#

モバイルオーダーは、お客様のスマホや席のQRから注文してもらうことで、注文業務を軽減し、回転率や単価の向上につなげる手段です。店内中心ならテーブルオーダー、テイクアウトなら事前注文と、業態に合わせて選びます。導入は目的を決め、運用を設計し、POS・厨房と連携し、試してから広げるのが近道です。本記事の比較表で、自店に合う方式を選んでください。モバイルオーダーは店舗DXの代表的な手段の一つです。全体像は店舗DX・モバイル活用ガイドで解説しています。

(出典:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査」2025年)

モバイルオーダーの導入でお困りの場合は、現状の課題整理からご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

タグ

#モバイルオーダー#飲食店DX#テーブルオーダー#回転率#人手不足#店舗DX