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業務自動化2026.06.21

業務自動化の進め方|どこからAIを使うかを見極める

2026.06.21

「業務を自動化したいが、どこから手をつければいいのか、AIをどう使えばいいのか分からない」——よくある悩みです。結論から言えば、業務自動化は「定型業務(ルールが明確)はRPA・自動化、判断・文章を扱う業務は生成AI」と、手段を使い分けるのがコツです。本記事では、どこからAIを使うかの見極め方、自動化に向く業務の条件、進め方、注意点までを、開発を担う立場からそのまま使える形で整理します。

業務自動化とは?(RPAと生成AIの役割)#

業務自動化とは、人が手で行っていた作業を、システムやAIに置き換えて効率化することです。代表的な手段には、決められた手順をそのまま自動で実行するRPA(ロボットによる業務自動化)やシステム連携と、文章の要約・分類・生成など柔軟な処理を担う生成AIがあります。どちらか一方ではなく、業務の性質に合わせて使い分ける・組み合わせるのが現実的です。AIの活用が広がるなか(総務省「令和7年版情報通信白書」では、生成AIの活用方針を定める日本企業は2024年度で49.7%)、定型作業だけでなく、文章を扱う業務も自動化の対象になりつつあります。

どこからAIを使う?(定型業務と判断業務)#

自動化の手段は、業務の性質で使い分けます。下図のイメージです。

定型業務と判断業務で手段を分ける(定型業務=ルールが明確・RPA・自動化が得意/判断・文章業務=要約・分類・作成など・生成AIが得意)
定型業務と判断業務で手段を分ける(定型業務=ルールが明確・RPA・自動化が得意/判断・文章業務=要約・分類・作成など・生成AIが得意)
  • 定型業務(ルールが明確):転記・データ入力・帳票処理など、手順が決まっている作業はRPA・システム連携・自動化が得意。
  • 判断・文章業務:文章の要約・分類・下書き作成など、表現や判断を伴う作業は生成AIが得意。

例えば「問い合わせメールを分類して・要約し(生成AI)・担当システムに登録する(自動化)」のように、両者を組み合わせると、人手をかけていた業務を端から端まで効率化できます。「どの工程に、どの手段が合うか」を見極めるのが出発点です。

RPA・生成AI 使い分け早見表(そのまま使える)#

工程ごとに、性質と適した手段を照らし合わせてください。

横スクロールできます
業務・工程の例性質適した手段
転記・データ入力・帳票処理手順が決まっているRPA・システム連携
申請の定型チェックルールが明確RPA・自動化
問い合わせメールの分類・要約文章の判断生成AI
文書・メールの下書き作成文章の生成生成AI
分類→要約→登録の一連処理判断+定型の連結生成AI+自動化の組み合わせ

どんな業務が自動化に向く?(条件)#

自動化の効果が出やすい業務には、共通した条件があります。次の4つがそろう業務ほど、自動化の効果が見えやすくなります。

  • 頻度が高く繰り返される
  • 人手・時間がかかっている
  • 手順や判断基準を言語化できる
  • 効果を数値で測れる

逆に、例外が多い・手順がその都度変わる業務は、いきなり全部を自動化しようとせず、一部をAIで支援するところから始めるとよいでしょう。生成AIで効果が出やすい業務の考え方は生成AIの業務活用ガイドでも解説しています。

進め方は?#

業務自動化は、棚卸しから始めて小さく試します。下図がおおまかな流れです。

業務自動化の進め方(業務を棚卸し→効果の大きい所を選ぶ→小さく試す→効果を測定→対象を広げる)
業務自動化の進め方(業務を棚卸し→効果の大きい所を選ぶ→小さく試す→効果を測定→対象を広げる)
  1. 1業務を棚卸し:どんな業務に、どれだけ時間がかかっているかを洗い出す。
  2. 2効果の大きい所を選ぶ:頻度・負荷が大きく、自動化しやすい業務を選ぶ。
  3. 3小さく試す:限定した範囲で、RPAや生成AIを試し、効果と課題を確かめる。
  4. 4効果を測定:削減できた時間や処理件数を、数値で確認する。
  5. 5対象を広げる:効果が見えた業務から、順に自動化の対象を広げる。

一度に大きく作り込むと、例外処理や保守でつまずきがちです。効果の大きい業務から小さく始め、成果を見ながら広げるのが近道です。

注意点・落とし穴は?#

  • 全部を一度に自動化しようとする:例外処理が多くなり、かえって複雑になる。効果の大きい所から。
  • 例外・エラーの設計:自動化した処理が止まったときの対応を決めておく。
  • 属人化の手順をそのまま自動化しない:まず業務を整理し、ムダを残したまま自動化しない。
  • 効果を測る:前後で時間や件数を比べ、投資対効果を確かめる。

弊社(株式会社TryWith)の支援について#

弊社では、システム受託開発・AIソリューション開発として、業務自動化を支援しています。業務の棚卸し、自動化の対象選定(どこにRPA・生成AIを使うか)、小さく試す検証、既存システムとの連携、効果測定まで、開発を担う立場から一緒に進めます。スポットCTO的な関与で、「どこから自動化するか」「RPAと生成AIのどちらが合うか」といった判断にも対応します。業務システムの開発が必要な場合は、システム開発の発注完全ガイドもあわせてご覧ください。

「業務を自動化したいがどこから始めるか迷っている」「AIとRPAの使い分けを相談したい」といった段階からのご相談に対応します。

よくある質問(FAQ)#

Q. 業務自動化ではどこからAIを使いますか?

A. 定型業務(ルールが明確)はRPA・自動化、文章の要約・分類・作成など判断を伴う業務は生成AIが得意です。業務の性質で手段を使い分け、必要に応じて組み合わせます。本記事の使い分け早見表もお使いください。

Q. RPAと生成AIはどう違いますか?

A. RPAは決められた手順をそのまま自動実行するのが得意、生成AIは文章の要約・分類・生成など柔軟な処理が得意です。組み合わせると、業務を端から端まで効率化できます。

Q. どんな業務が向きますか?

A. 頻度が高く、人手がかかり、手順を言語化でき、効果を数値で測れる業務が向きます。例外が多い業務は、全部ではなく一部をAIで支援するところから始めます。

Q. 何から始めればいいですか?

A. まず業務を棚卸しし、頻度・負荷の大きい業務を選んで小さく試します。効果を測ってから、対象を順に広げるのが現実的です。

Q. 自動化で失敗しないには?

A. 全部を一度に自動化しようとせず、効果の大きい所から始めます。例外・エラー時の対応を設計し、属人化した手順をそのまま自動化せず、まず業務を整理することが大切です。

まとめ#

業務自動化は、定型業務はRPA・自動化、判断・文章を扱う業務は生成AIと、手段を使い分けるのがコツです。業務を棚卸しし、効果の大きい業務から小さく試し、効果を測って対象を広げれば、例外処理でつまずかずに進められます。本記事の使い分け早見表で、工程ごとの手段を見極めてください。業務自動化は生成AI活用の代表的な用途の一つです。全体像は生成AIの業務活用ガイド、関連する用途は社内ナレッジ検索(RAG)・AIチャットボット導入で解説しています。

(出典:総務省「令和7年版情報通信白書」2025年7月公表)

業務自動化でお困りの場合は、現状の課題整理からご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

タグ

#業務自動化#AI#RPA#生成AI#業務効率化#DX